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現像機

小型でも優れた性能を発揮

R&D・試作用現像機の設計・製造はお任せください

研究開発や試作に適した小型装置でありながら、充実した機能を搭載した現像機を製造しています。
ボディが透明で処理の様子がわかるような現像機も製造可能です。
最近ではタッチパネル製造工程の研究開発にも、私たちの現像機をご利用いただいております。

INTRODUCTION

主な現像機紹介

下記の製品はタッチパネル製造プロセスの研究開発にもご利用いただけます。

現像装置 GX-40D(リジッドtype/フレキtype)

現像装置 GX-40D(リジッドtype/フレキtype)

主な用途

ドライフィルムレジスト現像および液状レジスト現像の研究開発
プリント基板の小量生産

  • 処理工程:投入⇒現像(排気)⇒液切⇒循環水洗⇒絞り・排出
  • ワークサイズ:MAX.□400mm
  • 装置寸法:1200×2000×1300mm(W×L×H)

特長

  • それぞれ個別に圧力調節可能な上下8本のノズルパイプ
  • 水平方向のノズルパイプオシレーション
  • カラー液晶のタッチパネルで操作が簡単
  • 薬液処理時間を入力すれば、コンベアスピードを自動調節
  • 薬液の出し入れがしやすい、サイドタンクとドレン口の高さ

幅広い機種ラインアップ

  • R&D 小型マシン RXシリーズ

    R&D 小型マシン
    RXシリーズ

  • 小型現像機 >EXシリーズ

    小型現像機
    EXシリーズ

現像装置 YCD-500WA

現像装置 YCD-500WA

主な用途

ドライフィルムレジスト現像および液状レジスト現像の研究開発
プリント基板の小量生産

  • 処理工程:投入⇒現像⇒液切(排気)⇒循環水洗⇒直水洗⇒液切(排気)⇒エアナイフ・排出
  • ワークサイズ:MAX.□500mm
  • 装置寸法:1330×2180×1635mm(W×L×H)

特長

  • 上下各5本の首振揺動ノズルパイプが、それぞれ単独に圧力調節可能
  • 現像またはエッチング時間の設定で、搬送速度を自動調節します
  • スケルトンのボディーで、内部の様子も確認できます
  • エアナイフによる液切で、従来のスポンジロールによるトラブルを解消
  • シンプルな構造なのでメンテナンスも容易、小さいボディーに充実した機能

卓上アルカリ現像機 YCD-85

卓上アルカリ現像機 YCD-85

主な用途

ドライフィルムレジスト現像の研究開発
液状レジスト現像の研究開発
プリント基板の試作・少量生産

  • 処理工程:投入⇒現像⇒液切(排気)⇒循環水洗⇒絞り・排出
  • ワークサイズ:MAX.□400mm
  • 装置寸法:700×1100×800mm(W×L×H)

特長

  • ボディは小さくても有効幅400mmの実力派
  • ドライフィルム、液状ソルダーレジスト、フォトED等の各種の現像に対応
  • コンパクト設計で、机の上などわずかなスペースに設置可能
  • 研究開発、試作、小量生産に最適
  • 卓上機ながら大型機にも劣らぬ400mm有効
  • 液量がわずかで、取扱いもメンテナンスも容易

SUGGEST

最適な設備を使用していただくために

研究開発用の設備をご提案するにあたって、目的・用途をしっかりと把握するよう努めます。
過剰な機能を盛り込んでしまうと、コスト面も見合わなくなることが多いため、本当に必要な機能を厳選した柔軟な提案を心がけております。

しかし研究という分野はその特性上、内容をお伝えしていただくことが難しいものもあるのも事実です。
そのような場合は、必要最低限の情報(ワーク材質・サイズ・薬品など)をいただいて、装置をご提案させていただきます。

経験豊富なスタッフが迅速に対応し、お客さまに対して最適な設備をお届けできるように日々努力しております。
お客さまにとって何が一番最適な設備なのか考える事はもちろんの事、市場のニーズや新しい技術にも関心を持ち、装置の改良を行い、ご提案させていただいております。

CASE

現像機の設計・製造事例

ソルダーレジスト(永久レジスト)の現像装置

ソルダーレジスト(永久レジスト)の現像装置

既設の現像ラインのうち、劣化・老朽化の激しいライン前半の現像部のみ新しくしたいとご要望を受け、設計を承りました。
今回の設計でクリアするべき条件は3つ。
1つ目は「既設ライン後半をそのまま使用できるよう連結させること」。
2つ目は「狭小な搬入経路から搬入できること」。
3つ目が「お客さまの作業効率アップのためのメンテナンス性の向上」でした。

お客のご要望を実現するため、まずは実際に現場に訪れさせていただき、搬入経路・設置場所を詳細に採寸。
その後、打合せで取り付け場所や制御盤の位置など装置の細部までお客さまと取り決め、ご要望にぴったりの装置にしていきました。
また、メンテナンス性向上のため、槽の窓やタンクの上蓋などの開口部を最大限広く取るようにしました。

機械を入れ替える際にネックとなる既設の環境条件をクリアする設計で、お客さまのご負担は最小限に新しい現像機を導入することができました。

露光機の検証用現像機

露光機の検証用現像機

プリント基板の製造工程で、露光機の検証用に様々なレジストに対応した高性能の現像装置が欲しいとのご要望でした。

弊社では、レジストメーカー様向けに研究用現像機を納めさせていただいておりますので、様々なレジストに対応した現像機(しかも高性能)を作るノウハウを持っております。
YCD-500WAをカスタマイズし、独自のノズル配置や独立圧調機構などで露光機メーカー様にもご満足いただける現像機を製造しました。

オール透明ボディの検証用現像機

オール透明ボディの検証用現像機

ドライフィルムの現像実験(検証)用の装置で、お客さまのユーザー様も見に来られる場合があるため、クリーンなイメージで視認性に優れた現像機のご要望をいただきました。
塩ビ製の装置では、ひと昔前はグレーや青色、最近ではアイボリー色が一般的ですが、透明の塩ビを使用した装置を提案させていただきました。
弊社の経験から、同じ塩ビ材でも色によって若干、耐薬品性が異なるので、それらの説明もさせていただいた上で、ご決定をいただきました。

小型現像機が導入される理由

小型現像機をお持ちでないお客さまは、大規模な生産用の装置で研究開発や試作を行う必要があるなど、研究開発段階にも関わらず、現像液の大量建浴など大掛かりな運転準備が必要になるなどの不満を抱えています。
そのような状況の方から試作専用の小型装置のご要望をよくお聞きします。
大規模生産用と研究開発用に求められる仕様が異なることが、小型の装置が求められる理由です。
山縣機械では、お客さまのご使用目的や環境にあわせたカスタマイズ、現像液の温度やスプレー圧力・現像処理時間も調整可能な装置をご提案いたします。