既設の現像ラインのうち、劣化・老朽化の激しいライン前半の現像部のみ新しくしたいとご要望を受け、設計を承りました。
今回の設計でクリアするべき条件は3つ。1つ目は「既設ライン後半をそのまま使用できるよう連結させること」。2つ目は「狭小な搬入経路から搬入できること」。3つ目が「お客様の作業効率アップのためのメンテナンス性の向上」でした。
お客のご要望を実現するため、まずは実際に現場に訪れさせていただき、搬入経路・設置場所を詳細に採寸。その後、打合せで取り付け場所や制御盤の位置など装置の細部までお客様と取り決め、ご要望にぴったりの装置にしていきました。また、メンテナンス性向上のため、槽の窓やタンクの上蓋などの開口部を最大限広く取るようにしました。
機械を入れ替える際にネックとなる既設の環境条件をクリアする設計で、お客様のご負担は最小限に新しい現像機を導入することができました。